[徳島県の斜面災害]
- [地質構造概要]
- 本県には、構造線(断層破砕帯)が幾つも走っているため、東西方向に細長く伸びた地質構造が卓越している。北部には吉野川に沿って中央構造線が走っており、中央構造線の北側には和泉帯(領家帯)、南側には三波川帯、秩父帯、四万十帯の地層が帯状に配列している。三波川帯の南縁部には、御荷鉾緑色岩類が分布している三波川帯と秩父帯との間には御荷鉾構造線が、秩父帯と四万十帯の間には仏像構造性が走っている。
- [地すべり]
- 構造線(断層破砕帯)が何本も走っている事が大きな要因の1つとして、ほとんど全県下にわたって地すべり指定区域が認められる。しかし、規模の大きさ、継続性という観点から見た場合、真の地すべりが見られるのは三波川帯及び御荷鉾帯のみといってよい。他の地質帯では多くの場合、崩壊または崖錐の滑動によるものが大部分であり、これらはいずれも豪雨または長雨の誘因が大きい。
三波川帯、御荷鉾帯の場合には、長雨・豪雨の誘因にあまり左右されずに継続的に滑っている場合が多い。
- [三波川帯、御荷鉾帯のすべり]
- 三波川帯及び御荷鉾帯は、日本でも有数の地すべり地帯となっている。地すべりは片理面が発達した泥質片岩や御荷鉾型緑色岩の流れ盤に多発している。また、大規模崩壊による崩積土斜面に多発している。地すべり地形は特定の断層破砕帯や褶曲構造に関連して分布すると言うよりも、むしろ主要河川に沿って分布する傾向が見られる。
三波川帯及び御荷鉾帯は、日本でも有数の地すべり地帯となっている。地すべりは片理面が発達した泥質片岩や御荷鉾型緑色岩の流れ盤に多発している。また、大規模崩壊による崩積土斜面に多発している。地すべり地形は特定の断層破砕帯や褶曲構造に関連して分布すると言うよりも、むしろ主要河川に沿って分布する傾向が見られる。
- [地すべりによる被害耕地]
- 地すべりによる徳島県の被害耕地は、四国四県の被害耕地の約64%を占め、その80%が畑地である。徳島県の産地にある集落は大部分が地すべり地の上にあり、大部分の農家が地すべりの被害を受けている。山地でかなりの水があり、しかもかなりの可耕地があるという場所は、徳島県では地すべり地なのでそこに集落が出来たからである。
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