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Shikoku




四 国 の 地 形 ・ 地 質

 四国の地形は、西の石鑓山(1982m)と東の剣山(1954.7m)に代表されるように面積の割に高山を有している。高縄半島─石鎚山─足摺岬、讃岐半島─剣山─室戸岬の高い南北軸とその間の燵(ひうち)灘―土佐湾を結ぶ低所は東西方向のうねりと南北方向のうねりを生じて、平面形状は蝶型、立体形状は一対の乳房の形に似ている。これらの地形は複雑な地質構造によって特徴づけられている。
 四国の位置は地質学上、西南日本内帯と外帯とにまたがり東西性の構造線によって、ある幅で限られた東西方向に連続する帯状構造が形成されている。最も規模の大きい構造線は内帯と外帯を分ける中央構造線であり、これは本州中央部を南北に横断する糸魚川~静岡構造線(フォッサマグナ)の中央部から西へ延々にのびるわが国第一級の大断屑であり、900kmに及ぷ。四国では徳島市から吉野川に沿って池田町、川之江市、西条市、砥部町をとおり九州に至っている。
 中央構造線以北の内帯は、以南の外帯と比べ帯状構造が明瞭でなく領家帯 とよばれ領家花間岩や自亜紀の花崗岩類が主体を成す。これに変成古生層や上部白亜紀の和泉層群および新第三紀の火山岩類などが分布する。
 一方、外帯には中央構造線に平行する2大構造線があって、北から御荷鉾構造線、仏像構造線と呼ばれている。その構造線の間は三波川帯、秩父帯、四万十帯と名付けられ、さらに四万十帯は安芸・中筋構造線によって北帯と南常に分かれている。外帯では北(二畳紀)から南(新第三紀)へ向かって次第に新しい地層が配列し、各地層群は著しい断層で区切られている。この断層ほ北に傾き、北側の吉い地屑群が南側の新しい地層群にのし上がった逆断層の関係でいわゆる覆瓦状構造をつくっている。これは土佐湾沖の南海トラフを境に南側のフィリピン海プレートが四国の下にもぐり込むことによって海溝や遠洋深海底に堆積した堆積物が押しつけられてできた付加体と考え られている(プレートテクトエクス)。